今、ちょっと仕事を抜けて、加圧トレーニングへ行ってきた。
手足がガタガタである。
筋肉がなんともエラスティックないい感じ。
ぶよぶよの体が最適加硫状態。
いや過加硫、オーバー加硫状態である。
あかんやん。不良やんか。
手が震えて文字が入力できん。
加硫?
加硫でも架橋でもどっちでもええんちゃうん。
そういう訳にはいかんか。
修行中の俺としては。
加硫・・・
硫黄を加えると書いて加硫。
架橋・・・
橋を架けると書いて架橋。
で、何のこと?
ゴムは原料のままではほとんど伸び縮みしません。
この縮みが重要で、ゴムバンドのように伸び縮みさせるためにゴムの製造工程で、
加硫(架橋)という重要な作業がある。
しまりのない筋肉が、ビンビンの筋肉マンに。
今の俺やないか。加圧トレーニングみたいやな。まあブラウン運動って言葉もあるし。
ちょっと手が震えてるけど・・・
粘土のような原料ゴムに、硫黄の粉を振りかけると、あら不思議、
ビンビンと伸びるゴムに変身。
魔法の粉。硫黄である。
そんな簡単ではないやろ。
原料ゴムに硫黄と他の配合剤を混ぜた練生地を金型に入れて、加熱プレス。
まさに加硫である。
問題は、硫黄以外のもので加硫することが多いことにある。
「何で、硫黄を入れないのに硫黄を加えるというのか。」ってつっこむ人がいる。
で、加硫ではなく架橋と硫黄ね。いや、言おうね。ってことになる。
最近のゴム関連書籍には、加硫という用語は硫黄架橋の時に限定して使用している。
でも・・・
日常会話では、「加硫不足であかんねん。」「加硫が甘かったかも。」って、自分の
周りのゴム屋さんには架橋なんて言葉を使っているところを聞いたことがない。
最近の若い人達は、やっぱり「架橋派」?
架橋派も加硫派もないやろ。勝手に言葉を作るなとお叱りを受けそう。
ただ、もし架橋のほうが一般的だとしたら、歳なのかな。それとも自分の周りがおかしいのかな。
世間一般では架橋で、ゴム業界では加硫?
どうなんやろ。悩む。
悩まんと架橋にしとけ。はい。
無硫黄加硫という用語なんて突っ込み放題。
「硫黄を加える工程に硫黄を使わないでください。」って、まるでなぞなぞ。
「原料のゴムを加硫するとなんで弾性ゴムができるの。」
こんな質問は架橋と言ったほうが、なんとなくイメージで伝わる。
で、どこに橋を架けるん?
はい。あなたとわたしの心です。
あほ?
子供には説明できるんやけどなあ。
生のゴムをよ〜く見るとゴム分子という細い糸がいっぱい詰まっているねん。
実際には見えへんけどそうなってるんや。その糸が絡まってるんやけどな、
その糸をひっぱるとす〜っと抜けるんや。だからゴムは生のままでは
粘土みたいに手で簡単にちぎれるねん。
その生のゴムを焼くんやけど、味付けに魔法の粉(硫黄)を振りかけるんや。
そしたらその粉が接着剤みたいに、糸と糸の重なっている部分に付くねん。
そしたらネット(網)になるねん。
よくおばちゃんが自転車の前かごに物を取られへんようにかぶすネットみたいなもんや。
誰もそんな大根なんか取らへんっちゅうのに。いま関係ないか。
そのネットは引張ってもすぐに元に戻るやろ。
大根?
そう、その大根足のおばちゃんのストッキングも網になっているやろ。
脱ぐと元には戻らんかもしれへんけど。
あんな状態の網になるねん。あれが糸と糸の接点がつながって無かったら
頭からかぶってもすぐほどけて銀行強盗もすぐ顔がばれるやろ。
糸で網を作る時に糸と糸をくっつける接着剤が硫黄で、くっつける作業を加硫って言うねん。
って実際に糸を数本用意してネット(網)を作ってみれば、子供なら納得。のはず。
さて、大人にはどうやって説明すればよい。
しかも標準語で。
意外と難しい標準語。
そっちか。